
今日紹介するのは2001年7月12日に放送されたボロディン四重奏団の演奏によるボロディンの弦楽四重奏曲第2番です。 2000年にボロディン四重奏団結成55周年を記念してのモスクワ音楽院大ホールでのライブです。 アレクサンドル・ボロディンはロシア5人組の一人として有名ですが趣味で作曲をしていて本業は化学者でした。 自らを「日曜作曲家」と称していたようですが交響曲第2番、交響詩「中央アジアの高原にて」、弦楽四重奏曲第1番・第2番、だったん人の踊りで有名な歌劇「イーゴリ公」とかは頻繁に耳にします。
弦楽四重奏曲第2番は第1楽章から綺麗なメロディが流れてきます。 ほんとボロディンってメロディーメーカーですね。

ボロディン四重奏団の歌わせ方が上手いです。

それにベルリンスキーのチェロが絶品です。

第3楽章はよくこれだけが弦楽合奏で「夜想曲」として演奏されますが夢を見るような表現ってちょっと他の演奏では聴く事が出来ません。 CDでこの曲をコペルマンの時のメンバーによるボロディン四重奏団の演奏で何回も何回も聴いていたのですが映像で観る事が出来て、しかもベルリンスキーのチェロに改めて感動した時の事を今でも覚えています。 心よりご冥福をお祈りいたします。
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