

これは2002年8月21日に放送されたものでチャイコフスキー音楽院大ホールでのライヴです。 チャイコフスキーはピアノ独奏のための作品も数多く作曲していますがこの「四季」はその中でも有名な作品です。 雑誌「ヌーヴェリスト」に毎月載せる詩からチャイコフスキーが曲を作りそれを詩と一緒に掲載するという企画からこの曲が生まれました。 この映像では曲の最初ではその月の風景と詩が映し出されています。

1月「炉辺にて(詩:プーシキン)」

2月「謝肉祭(詩:ヴィアゼムスキー)」

3月「ひばりの歌(詩:マイコフ)」

4月「松雪草(詩:マイコフ)

5月「白夜(詩:フェート)」

6月「舟歌(詩:プレシチェフ)」

7月「刈り入れの歌(詩:コリツォフ)」

8月「刈り入れ(詩:コリツォフ)」

9月「狩(詩:プーシキン)」

10月「秋の歌(詩:トルストイ)」

11月「トロイカ(詩:ネクラーソフ)」

12月「クリスマス(詩:ジュコーフスキー)」と1月から12月までの全12曲ですがどれも親しみやすい曲ばかりです。 私はLPでアレクセイ・チェルカーソフ、イーゴリ・ジューコフ、レフ・オボーリンの演奏をよく聴きました。 もちろんプレトニョフの演奏はCDでも聴いています。 それからガウクが管弦楽に編曲したのをエウゲニ・スヴェトラーノフ/ソビエト国立交響楽団のCDも好きでした。


演奏しているプレトニョフの表情は眉毛が時折持ち上がるぐらいでクールですが演奏の方は結構濃厚です。


舟歌、秋の歌、トロイカが大変良かったです。 それにしても曲の基になった詩も一緒に紹介するなんてロシアならではの演奏会映像ですね。
これまでロシア文化テレビから録画した演奏会リストは
どうぞ↓こちらをご覧になられて下さい。
こういちろう どっと こむ