

これから紹介するのはベレゾフスキーがなんとショパンの練習曲とそれをゴドフスキーが編曲したものを演奏した映像で2005年5月24日に放送されました。 ショパンの練習曲集作品10と作品25はショパンのピアノ作品の中でも大変有名ですが演奏するには相当な技巧が要求されます。


ただでさえ演奏が難しいこのショパンの作品をレオポルド・ゴドフスキーがさらにヴィルトゥオーゾ練習曲として編曲したのが「ショパンの練習曲による53の練習曲」です。 非常に演奏が難しい事からなかなかこの作品を取り上げるピアニストがいないためCDは技巧派ピアニストとして名高いアムランがハイペリオンから2枚組のアルバムぐらいだったと思います。 そんな演奏困難な作品をベレゾフスキーが演奏会で取り上げていてしかもその映像があるなんて思いもよりませんでした。


ベレゾフスキーはまずショパンの練習曲のオリジナルを演奏してからゴドフスキーの編曲したものを演奏しています。


嬰ハ短調作品10の4をゴドフスキーは左手だけで演奏するように編曲しています。


両手でも大変なのにベレゾフスキーはそれを片手だけでしかも滑らかに弾いているのですから驚いてしまいました。


この後も作品10の5黒鍵のエチュード、作品10の12革命などが演奏されて会場は拍手とブラボーで沸いていました。


ベレゾフスキーはこの演奏会の後でイギリスで録音していてCDが発売されています。 もしよかった是非聴いてみて下さい。
これまでロシア文化テレビから録画した演奏会リストは
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