
ニコライ・ルガンスキーは1972年生まれでタチヤナ・ニコラーエワ、セルゲイ・ドレンスキーに師事しています。 1994年のチャイコフスキー国際コンクールでは1位なしの2位になっています。 ルガンスキーは同じドレンスキー門下のデニス・マツーエフと並んでロシアではかなりの人気があり度々テレビに登場します。


今回紹介する映像ですが2001年モスクワ音楽院大ホールでの演奏会を収録したもので2002年の終わり頃に放送されています。 この演奏会ではメトネルの「忘れられた調べ」から3曲とラフマニノフの前奏曲と楽興の時から数曲が演奏されました。


最初に演奏されたメトネルですが映像を観てびっくり! なんと舞台を暗くして袖から青い光のスポット・ライトをピアノにあてています。


さらにドライアイスのスモークを使ってメトネルの曲想ぴったりの幻想的な雰囲気を作り出しています。


これはちょっと日本では考えられない演出です。


メトネルに続いてルガンスキーが得意とするラフマニノフの作品から前奏曲と楽興の時が演奏されました。


流石にドライアイス演出はなかったものの曲の雰囲気に合わせてパイプオルガンをライトアップしている光の色が変わります。


もちろん演奏は素晴らしいものでしたが聴覚だけでなく視覚からも心に伝わってくる強烈な演奏会でした。

ルガンスキーかっこいい!
これまでロシア文化テレビから録画した演奏会リストは
どうぞ↓こちらをご覧になられて下さい。
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