2008年12月31日

ラン・ラン(ピアノ)、ワレリー・ゲルギエフ&マリンスキィ劇場管弦楽団/ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番ハ短調作品18

今年2008年最後の日となった今日は2004年モスクワ・イースター音楽祭での演奏会を紹介します。 モスクワ・イースター音楽祭は毎年復活祭の時期にモスクワで行われ期間中はワレリー・ゲルギエフと手兵マリンスキィ劇場管弦楽団の演奏会が連日開かれます。 ソリストもロシアだけでなく世界中から有名な演奏家が招かれます。 この音楽祭はサンクト・ペテルブルクの誇りと伝統、それにモスクワに対する意地が起爆剤となってとんでもない爆裂演奏に遭遇する確率が非常に高いのが最大の特徴です。 以前紹介した2003年の開幕コンサートで演奏されたチャイコフスキーの交響曲第5番はその典型と言えるものでまるでジェットコースターのような凄まじい演奏でした。 
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さて今日紹介するのは2004年4月27日に放送されたもので中国のピアニスト、ラン・ランをソリストに迎えてのラフマニノフのピアノ協奏曲第2番ハ短調作品18でもちろんワレリー・ゲルギエフ指揮マリンスキィ劇場管弦楽団の演奏です。
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ラン・ランは1982年生まれの中国のピアニストでこの時まだ21歳ですが曲の出だしからやけに遅いテンポでしかも一音一音がまるで衝撃波にように響いてきます。
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ゲルギエフもラン・ランの挑発で火が付いたのか持ち前以上の凄まじいパワーで応戦しています。
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でも単なる力勝負の演奏ではなくソリストとオケのバランスが絶妙で第2楽章は大変美しいですし最終楽章もソリストとオケのパワーをうまくコントロールしながら最後大爆発で終わらせるゲルギエフは凄いと思います。
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このコンビでの演奏をもっと聴いてみたいと思いました。

これまでロシア文化テレビから録画した演奏会リストは
どうぞ↓こちらをご覧になられて下さい。
こういちろう どっと こむ
posted by 北国育ちの3月うさぎ at 23:42| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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