2009年01月11日

エウゲニ・スヴェトラーノフ&ロシア国立交響楽団のポップス・コンサート/ラリサ・ドリーナ(ヴォーカル)、アレクサンドル・グラドスキー(ヴォーカル)

今日はエフゲニ・スヴェトラーノフがクラシック音楽ではなく、なんとBe My Loveやビートルズのイエスタデイを指揮している大変珍しい映像を紹介します。
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これはソビエト崩壊後の1998年にモスクワ音楽院大ホールで行われたエフゲニ・スヴェトラーノフ指揮のロシア国立交響楽団とロシアのポップス歌手のラリサ・ドーリナ、アレクサンドル・グラドスキィによるポップス・コンサ−トで2003年9月9日に放送されました。 普通オーケストラでポップス・コンサートと言うとガーシュインとかルロイ・アンダーソンとか軽い小品のプログラムを思い浮かべますがこのコンサートで演奏されたのは
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ミシシッピー
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Be My Love
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カルーソ
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キャバレー
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ニューヨーク ニューヨーク
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バルセロナ
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イエスタデイという文字通りのポップス音楽です。
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スヴェトラーノフの指揮ぶりがチャイコフスキーやラフマニノフの時と全く変わらないのが面白いです。
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ラリサ・ドーリナとアレクサンドル・グラドスキィの二人はとても上手いのですが声量があり過ぎで極めつけのビートルズのイエスタデイはスヴェトラノーフの爆演をバックに二人が力任せに絶叫するというとてつもなく凄まじい演奏です。
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イエスタデイってこんな曲だっけ?と首を傾げつつも大変印象に残る演奏でした(笑)

これまでロシア文化テレビから録画した演奏会リストは
どうぞ↓こちらをご覧になられて下さい。
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2009年01月10日

アレクサンドル・ラザレフ&ロシア・ナショナル管弦楽団/ラフマニノフ:交響的舞曲作品45

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今日はアレクサンドル・ラザレフがロシア・ナショナル管弦楽団を指揮した演奏会を紹介します。 ラザレフは1945年生まれの指揮者でボリショイ劇場の指揮者を務めていましたが1995年に解任されてからはロシア国外で主に演奏活動を行っているようです。 日本では読売日本交響楽団や日本フィルハーモニー交響楽団に客演していてファンが多いかと思います。 
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今回紹介するのは2003年12月23日に放送されたので曲はラフマニノフの交響的舞曲作品45です。 ラザレフが指揮しているロシア・ナショナル管弦楽団はウラディーミル・スピヴァコフが常任指揮者を務めている方で晩年のスヴェトラーノフも指揮をしています。 プレトニョフのとは全くの別団体のようですがテレビではどちらの団体も「ロシア・ナショナル管弦楽団」なのでややこしいです。
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盛大な拍手に迎えられてラザレフが登場すると演奏が始まる前からブラボーの声が。
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演奏は最初ゆっくりしたテンポで始まりますが彫りが深く濃厚な表現でまるで物語を聴いているかのように引き込まれます。
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まるで舞台のないオペラを観ているような感じです。 指揮棒を持たず激しいアクションで指揮をする姿とは逆にテンポをあまり揺らずどっしりと構えて雰囲気に合わせて盛り上げたり綺麗に鳴らしたりというコントラストが面白いです。
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見た目は凄く熱いのですが聴こえてくる音楽は沈着冷静なんですね。 それでいて聴いてる方の心がじわじわと熱くなっていくという実に不思議な演奏です。
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こんな凄い人が日本フィルハーモニー交響楽団の首席指揮者に就任した事は日本の音楽ファンにとってすっごいプラスだと思います。

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2009年01月09日

エウゲニ・スヴェトラーノフ&ソビエト国立交響楽団〜ロシアの作曲家による交響的小品集(グリンカ、ムソルグスキー、リムスキー=コルサコフ、チャイコフスキー、グラズノフ)

今日はエウゲニ・スヴェトラーノフとソビエト交響楽団によるロシアの作曲家の歌劇とバレエからの管弦楽曲の映像を紹介します。 スヴェトラノーフと手兵ソビエト交響楽団の映像は演奏会のライヴの他にテレビ放送用として1980年代の後半にオスタンキノスタジオで収録されたものがいくつかあります。 収録されたもので現在分かっているのはチャイコフスキーの交響曲全集、ロメオとジュリエット、フランチェスカ・ダ・リミニ、劇音楽「雪娘」から3つの断章、ラフマニノフの交響曲第1番と第2番、交響的舞曲ぐらいでこのうちチャイコフスキーの交響曲全集、ロメオとジュリエット、フランチェスカ・ダ・リミニは日本でもDVD化されました。 では他にどんな作品があるのかとなるとロシア文化テレビをこまめにチェックするしか今のところ方法がありません。
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これから紹介する映像もオスタンキノスタジオでの一連の収録のもので一部を除いて私自身初めて観るものです。
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タイトルは「ロシアの作曲家による交響的小品集」で2008年5月4日に放送されました。
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演奏されたのはグリンカ:歌劇「ルスランとリュドミュラ」序曲
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グリンカ:歌劇「イワン・スサーニン」からクラコビャーク
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ムソルグスキー:歌劇「ホヴァンシチナ」前奏曲(モスクワ河の夜明け)
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リムスキー=コルサコフ:歌劇「金鶏」から行進曲
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リムスキー=コルサコフ:歌劇「皇帝サルタンの物語」から3つの奇跡
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チャイコフスキー:劇音楽「雪娘」から2曲
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チャイコフスキー:バレエ「胡桃割り人形」からアダージョ
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リャードフ:音楽の玉手箱
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グラズノフ:バレエ「ライモンダ」から2曲でした。
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最初のルスランとリュドミュラの序曲は快速テンポで一糸乱れず演奏する団員の姿に圧倒されます。
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「イワン・スサーニン」のクラコビャークをスヴェトラーノフの指揮で、しかも映像で観る事が出来たのは大変嬉しかったです。
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リムスキー=コルサコフの歌劇「金鶏」もパワー全開でこういうの聴くと他の演奏が物足りなくなるのでヤバイです。 他にもスヴェトラーノフの凄い映像がありそうですね。

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2009年01月08日

ワディム・レーピン(ヴァイオリン)&ボリス・ベレゾフスキー(ピアノ)〜リヒャルト・シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ変ホ長調作品18ほか

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今日はワディム・レーピンのヴァイオリンとボリス・ベレゾフスキーのピアノによる演奏会の映像を紹介します。
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演奏された曲はリヒャルト・シュトラウスのヴァイオリン・ソナタ変ホ長調作品18でモスクワ音楽院大ホールでの収録です。 これは2002年に放送されたものです。 レーピンとベレゾフスキーについては何の説明もいらないかと思います。 この二人のコンビによるCDはいくつか発売されていてリヒャルト・シュトラウスのソナタも含まれていたと思いますがどれも高い評価を得ていたと思います。
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レ−ピンのヴァイオリンは華があるというか艶やかというかとにかく素晴らしいの一言に尽きます。
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それにベレゾフスキーの伴奏も見事でこういう演奏ってなかなか聴けるもんじゃないなと思います。
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アンコールではチャイコフスキーのメロディとワルツ=スケルツォ
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それにクライスラーの中国の太鼓が演奏されました。

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2009年01月07日

ルドルフ・バルシャイ&ヴィルトゥオーゾ・モスクワ/モーツァルト:交響曲第41番ハ長調K551「ジュピター」

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今日はロシア出身の名指揮者ルドルフ・バルシャイのモスクワでの演奏会の映像を紹介します。 バルシャイは1924年生まれでレニングラード音楽院で指揮をムーシン、作曲をショスタコーヴィチに学びました。 ボロディン四重奏団の創立時から1953年までヴィオラ奏者を務めています。 その後モスクワ室内管弦楽団を作って指揮者として活動しますが1976年にイスラエルへ亡命して以後西側で活躍することになります。 ソビエト崩壊後は度々ロシアを訪れて演奏会を開いています。 
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これから紹介するのはヴィルトゥオーゾ・モスクワを指揮した映像でモーツァルトの交響曲第41番ハ長調K551「ジュピター」を演奏しています。 
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これは2007年12月11日に放送されました。 
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バルシャイの演奏はここ最近多いピリオド奏法とは全く無縁で大地を踏みしめるようなしっかりとしたテンポで安定感があります。 
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しかもヴィルトゥオーゾ・モスクワの厚みのある弦
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そして豊かな響きの管楽器の適度な重量感もあってどこか懐かしい感じがします。 
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演奏が終わって客席から温かい拍手が。
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まるでバルシャイに「おかえりなさい」と言っているようでした。

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2009年01月06日

ウラディーミル・フェドセーエフ&チャイコフスキー記念大交響楽団/スヴィリドフ:吹雪(Метель)〜プーシキンによる音楽的イラストレーション

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今日はゲオルギ・スヴィリドフの作品から「吹雪(Метель)〜プーシキンによる音楽的イラストレーション」を紹介します。 スヴィリドフは1915年生まれの作曲家で1998年に亡くなっています。 日本ではあまり知られていませんがモスクワ放送の日本語放送を聴いていた方であればニュースのオープニング音楽「時よ、前進!」はよくご存知かと思います。 今回紹介する「吹雪(Метель)」はスヴィリドフの代表的な作品でもともと映画音楽として作曲されたものをスヴィリドフ自身が音楽的イラストレーションとして編曲したものです。
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放送されたのは今日2009年1月6日で演奏はウラディーミル・フェドセーエフ/チャイコフスキー記念大交響楽団です。 この作品は全部で9つの曲から成っています。 演奏された順番に紹介すると
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「トロイカ(Тройка)」
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「田園(Пастораль)」
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「ワルツ(Вальс)」
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「結婚式(Венчание)」
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「軍隊行進曲(Военный марш)」
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「春と秋(Весна и осень)」
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「ロマンス(Романс)」
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「ワルツの響き(Отзвуки вальса)」
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「冬の路(Зимняя дорога)」となります。
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ロシアの詩人プーシキンを題材にした映画のために作曲されたものなのでどれも大変親しみやすい作品です。
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特にワルツは一度聴いたら忘れられないほどの綺麗な旋律です。 ワルツの響きでも同じ旋律が出てきますがマリア・フェドートヴァのフルートがなんとも言えない上品な演奏で素晴らしいです。
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雰囲気がショスタコーヴィチのジャズ組曲のワルツに似ていますがスヴィリドフはレニングラード音楽院でショスタコーヴィチに学んだのでその影響でしょうか。 フェドセーエフはこの曲をキャニオンに録音していてCDが発売されているので機会があったら是非聴いてみて下さい。

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2009年01月05日

ニコライ・ペトロフ(ピアノ)〜マルク・ゴレンシテイン&ロシア国立交響楽団/ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番ハ短調作品18

昨日はニコライ・ペトロフとアレクサンドル・ギンジンの演奏会映像を紹介いたしましたが今日はニコライ・ペトロフが協奏曲を演奏した映像を紹介します。 
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曲はラフマニノフのピアノ協奏曲第2番ハ短調作品18でマルク・ゴレンシテイン指揮ロシア国立交響楽団の演奏です。 これは2003年4月2日に放送されたものです。
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ペトロフはデカイ体格に物を言わせてガンガンとピアノを鳴らしまくるのかと思いきや楽譜通りの大変真面目な演奏です。 
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と言っても決してつまらない訳ではなくむしろロシアの広い大地で朗々と歌い上げる演歌みたいでついつい引き込まれてしまうとても不思議な演奏です。 
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ゴレンシテインはピアノとのバランスを上手にコントロールしています。 
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それにしても金管はいつ聴いても気持ちがいいです。
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演奏が終わって会場は拍手喝さいでした。

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2009年01月04日

ニコライ・ペトロフ&アレクサンドル・ギンジン(ピアノ)〜モーツァルト:幻想曲ハ短調K475、ピアノ・ソナタ ヘ長調K533+494(グリークによる2台ピアノのための編曲版)

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今日はモスクワ音楽院大ホールで行われたニコライ・ペトロフとアレクサンドル・ギンジンによる2台のピアノのための演奏会を紹介します。
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ニコライ・ペトロフは1943年生まれで演奏家としてだけでなく教師としても大変有名でチャイコフスキー国際コンクールの審査員を務めたりもしています。
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アレクサンドル・ギンジンは1977年生まれでエリーザベト王妃国際コンクール、チャイコフスキー国際コンクールへの入賞というキャリアを持つピアニストです。 この二人による2台ピアノの演奏はクレムリン国際音楽祭でのものが度々放送されています。 
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今回紹介する映像は2003年11月25日に放送されたもので
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モーツァルトの幻想曲ハ短調K475
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ピアノ・ソナタ ヘ長調K533+494が演奏されています。 そしてここではモーツァルトの作品をグリークが2台ピアノでの演奏のために編曲した版が使われています。 グリークはコンサートピースとしてではなく練習を目的として2台のピアノのために編曲したみたいですが普段聴いているモーツァルトとはまた一味違った面白さがあります。 
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見るからにレスラーのような体格のペトロフとギンジンという不思議な組み合わせですが聞こえてくる音楽は繊細そのもので両者の呼吸もぴったりです。
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それにしてもペトロフって見るからに貫禄がありますね。

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2009年01月03日

ユーリ・バシュメト(ヴィオラと指揮)&ソリスティ・モスクワブラームスのクラリネット五重奏曲ロ短調作品115(バシュメトによるヴィオラと弦楽合奏用のための編曲版)

今日はユーリ・バシュメトの演奏会の映像を紹介します。
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バシュメトはヴィオラ奏者として世界的に有名ですが室内アンサンブル「ソリスティ・モスクワ(モスクワ・ソロイスツ)」を作ってそこで指揮者としても活躍しています。 
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今回紹介するのは2007年10月16日に放送されたバシュメトとソリスティ・モスクワの演奏会でブラームスのクラリネット五重奏曲ロ短調作品115をバシュメトがヴィオラと弦楽合奏用に編曲したものを演奏しています。 このブラームスのクラリネット五重奏曲の編曲版はバシュメトが大変お気に入りのようでソニーからCDが発売されていますし2002年のソリスティ・モスクワの創立20周年記念コンサートでも演奏されています。
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拍手で迎えられたバシュメトが満員の客席に挨拶をして演奏が始まります。
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どことなく寂しげな感じで始まるこの曲ですがクラリネットとはまたちょっと違う趣きがあって良いです。
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ソリスティ・モスクワとバシュメトのヴィオラが見事な演奏に客席の人たちは完全に呑み込まれてしまった感じです。
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演奏が終わって盛大な拍手の中バシュメトのところへ花束が届けられます。 ブラームスの交響曲とかははほとんど聴かなくなりましたがこういうブラームスはいいなぁって思います。

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2009年01月02日

レイフ・オヴェ・アンスネス〜2007年モスクワでのピアノ・リサイタル/シベリウス、グリークの作品

今日はレイフ・オヴェ・アンスネスのモスクワでの演奏会の映像を紹介します。 アンスネスは1970年ノルウェーに生まれたピアニストで日本では2007年、2008年と続けて演奏会を開いていまして来日の度に評価が上がっているように思います。 日本だけでなくロシアでもゲルギエフと共演したりと大変人気があります。
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今回紹介する映像はアンスネスが2007年モスクワのドームムジカで行ったリサイタルの模様でシベリウスとグリークの作品を演奏しています。 これは2007年2月21日に放送されました。
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曲目ですがシベリウスのキュリッキ〜3つの叙情的小品作品41
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13の小品作品76より第10曲「悲歌的に」
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13の小品作品76より第2曲「練習曲」
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5つの小品(樹木の組曲)作品75より第4曲「白樺の木」
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10の小品作品24より第10曲「舟歌」
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そしてグリークのノルウェー民謡による変奏曲形式のバラード ト短調作品24です。 2007年に来日した際のリサイタルでも同じ曲を演奏しています。 
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シベリウスのピアノ曲は聴く機会がなくて今回初めて聴いた曲ばかりでしたがどれも綺麗なメロディーで大変気に入りました。 
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アンスネスの透明な響きと歌わせ方が非常に美しいです。
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グリークのバラードも先ほどのシベリウス同様に大変美しい曲です。
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演奏が終わってアンスネスは客席から大きな拍手を貰っていました。

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2009年01月01日

エフゲニ・スヴェトラーノフ&ソビエト国立交響楽団/ラフマニノフ:交響曲第1番ニ短調作品13

新年あけましておめでとうございます。 昨年暮れから始めたこのブログですがなんとか頑張って続けていきますので宜しくお願いいたします。 
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今日はエフゲニ・スヴェトラーノフの映像を紹介します。 スヴェトラーノフの映像は演奏会のライヴやドキュメンター映画、ニュース映像など相当な数があるようでロシアではそれらが度々放送されています。 しかしそれらの映像が日本で紹介される事は非常に稀で数年前にドリームライフから1980年代後半にオスタンキノ・スタジオで収録されたチャイコフスキーの交響曲全集、フランチェスカ・ダ・リミニ、ロメオとジュリエット、ショスタコーヴィチの祝典序曲。 それに演奏会ライヴのショスタコーヴィチの交響曲第5番、ヴァイオリン協奏曲などがDVD化されたぐらいです。 実はこのドリームライフの企画には私も情報提供をしていて担当の方とお話させていただいたのですがソ連時代の映像を管理しているゴステレファンドと契約はあるものの実際どんな映像があるのか全く把握出来ていないのでDVD化する以前に相手とのやりとりが難しいと言ってました。 ロシア側に漠然とリヒテルやギレリス、オイストラフの映像リストを送ってくれとリクエストしても面倒なのか送ってこないので催促すると「お前らで勝手にマスターテープ探して日本へ持ってけ」と言ったらしいです。 閉架式の図書館みたいなものでこちらが具体的な情報が書かれたカードを示さないと探して持って来てくれないのと同じですね。
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そんな状況でチャイコフスキーのフランチェスカ・ダ・リミニ、ロメオとジュリエットは具体的な放送された日時を教えて実際の映像まで見せたのでDVD化された時は嬉しかったです。 
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これから紹介する映像は2005年7月18日に放送されたラフマニノフの交響曲第1番ニ短調作品13でチャイコフスキーの交響曲全集、フランチェスカ・ダ・リミニ、ロメオとジュリエット、ショスタコーヴィチの祝典序曲と同時期1988年にオスタンキノ・スタジオで収録されたものです。 ラフマニノフの交響曲と言うと日本ではどうしてもテレビドラマの影響なのか第2番ホ短調作品27が飛びぬけて有名ですが第1番も凄く良い曲です。 グラズノフが指揮をした初演が散々でラフマニフが生きてる間は演奏されなかったのが不思議なくらいでよほど初演の時の演奏が酷かったのかなぁと思ってしまいます。
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スヴェトラーノフの演奏は全体的にテンポが速いのですが独特な重量感と彫りの深い表現がこの曲の良さを引き立てています。
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そして第2楽章はなんとも言えない美しさがあります。 
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最終楽章のファンファーレの後の行進曲調の部分は全身にリズムが響いてくる感じでまともなオケの音じゃないです。
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スタジオ収録とは思えない緊張感が最後まで支配しているこの演奏はフランチェスカ・ダ・リミニと並んでスヴェトラーノフの最高の演奏だと思います。

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