
今日はロシア出身の名指揮者ルドルフ・バルシャイのモスクワでの演奏会の映像を紹介します。 バルシャイは1924年生まれでレニングラード音楽院で指揮をムーシン、作曲をショスタコーヴィチに学びました。 ボロディン四重奏団の創立時から1953年までヴィオラ奏者を務めています。 その後モスクワ室内管弦楽団を作って指揮者として活動しますが1976年にイスラエルへ亡命して以後西側で活躍することになります。 ソビエト崩壊後は度々ロシアを訪れて演奏会を開いています。


これから紹介するのはヴィルトゥオーゾ・モスクワを指揮した映像でモーツァルトの交響曲第41番ハ長調K551「ジュピター」を演奏しています。


これは2007年12月11日に放送されました。


バルシャイの演奏はここ最近多いピリオド奏法とは全く無縁で大地を踏みしめるようなしっかりとしたテンポで安定感があります。


しかもヴィルトゥオーゾ・モスクワの厚みのある弦


そして豊かな響きの管楽器の適度な重量感もあってどこか懐かしい感じがします。


演奏が終わって客席から温かい拍手が。

まるでバルシャイに「おかえりなさい」と言っているようでした。
これまでロシア文化テレビから録画した演奏会リストは
どうぞ↓こちらをご覧になられて下さい。
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