

今日はヴィクトリア・ムローヴァのモスクワでの演奏会の映像を紹介します。 ムローヴァはモスクワ生まれの女性ヴァイオリニストで1982年のチャイコフスキー国際コンクールで優勝しています。 その翌年の1983年にアメリカへ亡命してそれ以降は西側で活躍しています。


これから紹介するのは2008年にムローヴァがディヴィッド・スターン指揮”新しいロシア”交響楽団の演奏会にソリストとして出演した時の映像で演奏しているのはプロコフィエフのヴァイオリン協奏曲第2番ト短調作品63です。 これは2008年4月15日に放送されました。


ムローヴァのヴァイオリンは切れ味が良くて音も綺麗です。 しかも踏み込みが深いというかプロコフィエフのヴァイオリン協奏曲の第2番は何度も聴いている曲ではなかったのですがこれは楽しんで聴く事が出来ました。


演奏が終わった後に客席からの盛大な拍手に応えてアンコールとしてバッハの無伴奏パルティータ第2番からサラバンドが演奏されたのですがこれが絶品というか心に染み入る素晴らしい演奏でした。 やっぱりバッハはいいなぁ。
今日はせっかくですのでムローヴァの映像をもう一つ紹介します。 1982年チャイコフスキー国際コンクールでの映像でパガニーニを演奏しているのですがこれがびっくり仰天ものです。


ほんと素朴な顔つきのムローヴァですがパガニーニを顔色変えずに完璧に演奏しています。 チャイコフスキーコンクールの時の映像は他にありそうですが亡命したために残っていないのかも知れません。
これまでロシア文化テレビから録画した演奏会リストは
どうぞ↓こちらをご覧になられて下さい。
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