

今日はユーリ・シモノフとモスクワ・フィルハーモニー交響楽団の演奏会を紹介します。


曲はチャイコフスキーの交響曲第1番ト短調作品13「冬の日の幻想」で2008年9月24日に放送されました。 チャイコフスキーの交響曲第1番はマイケル・ティルソン=トーマスとボストン交響楽団のCDを飽きるほど聴いていたのですが映像で観るのはこれが初めてです。


ユモノフはゆっくりしたテンポを維持したまま強引にスピードやパワーで持っていくことなく心を込めて歌うように演奏しています。


そして厚みのある弦、豊かな木管、迫力のある金管が作り出す聴き手を包み込むような響きがさらに引き立てています。


コーガンやゲルギエフみたいな突撃タイプの演奏を期待していたので最初物足りなさがありましたが聴けば聴くほど味わいのある良い演奏だと思います。
これまでロシア文化テレビから録画した演奏会リストは
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こういちろう どっと こむ