2008年11月30日

パーヴェル・コーガン&モスクワ交響楽団/チャイコフスキー:組曲第2番

今日は2003年10月21日に放送された演奏会を紹介しましょう。
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曲はチャイコフスキー作曲の組曲第2番ハ長調作品53です。
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演奏はパーヴェル・コーガン指揮によるモスクワ交響楽団でモスクワ音楽院大ホールでのライヴです。 チャイコフスキーは管弦楽のために組曲を4曲作曲しました。 今回紹介する第2番は1883年に作曲されて翌年の1884にモスクワで初演されています。 チャイコフスキーの名前自体は日本でも有名ですが知られている曲の幅が狭くこの組曲はあまり知られていないのではないかと思います。 日本でこういう知名度の低い作品の演奏を聴く事が出来るのもロシア文化テレビを観る楽しみの一つです。
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指揮者のパーヴェル・コーガンは有名なヴァイオリニストのレオニード・コーガンの息子です。 父レオニードの影に隠れがちですがロシアでは積極的に演奏活動を行っておりましてその様子が頻繁にテレビでも放送されています。 コーガンのチャイコフスキー:組曲第2番ですが先日紹介したゲルギエフの交響曲第5番同様いかにもロシアスタイルのチャイコフスキーと言う演奏でやわな所がほとんどありません。 もちろん抒情的な部分は美しく歌い上げていますがそれ以外は低弦ゴリゴリ、ティンパニはドッカンドッカン鳴り捲りの非常にカロリーの高い演奏です。 私はこの演奏を聴いて組曲第2番が好きになりました。 とても良い曲だと思いますので皆さんも是非CDで聴いてみて下さい。

これまでロシア文化テレビから録画した演奏会リストは
どうぞ↓こちらをご覧になられて下さい。
こういちろう どっと こむ
posted by 北国育ちの3月うさぎ at 20:52| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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