2008年12月01日

エウゲニ・スヴェトラーノフ&ロシア・ナショナル管弦楽団/ブラームス:交響曲第3番ヘ長調作品90

今日はロシアを代表する指揮者エウゲニ・スヴェトラーノフの映像を紹介しましょう。
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スヴェトラーノフはソビエト国立交響楽団の率いて何度か来日してますし録音も数多く遺しておりますのでどちらかと言うとソビエトを代表する指揮者という感じでしょうか。 2002年5月3日に73歳で亡くなっておりますがこの時のロシア文化テレビはクリスティアン・ツィマーマンのピアノ演奏会から急遽番組を変更してスヴェトラーノフ指揮ソビエト国立交響楽団とのチャイコフスキー:幻想序曲「ロメオとジュリエット」、幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」作品32を放送してロシアの生んだ偉大な指揮者の死を悼みました。 私がロシア文化テレビを見るきっかけの一つにスヴェトラーノフの演奏を観たいという願望がありましたのでスヴェトラーノフが亡くなったというニュースは大変なショックだった事を今でも覚えています。
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それでもスヴェトラーノフの誕生日の9月6日と命日の5月3日にロシア文化テレビは必ず特集番組を放送しますので現在はそれが楽しみとなっています。
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これから紹介するのは2003年9月4日に放送されたブラームスの交響曲第3番ヘ長調作品90です。 これはスヴェトラーフ最晩年の2001年12月にモスクワ音楽院大ホールでのライヴでロシア・ナショナル管弦楽団を指揮しています。
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舞台に登場したスヴェトラーノフの姿があまりにも老けているのにまずびっくり。 90年代後半はこんなではなかったのですが2000年になって急激に老け込んだようです。 演奏が始まってそのスケールの大きさと深みにまたびっくり。 若い時のスヴェトラーノフのキーワードは「パワー」と「スピード」だったと思うのですがこのブラームスはそうではありません。 特に第3楽章は超スローテンポで大変素晴らしい演奏でした。
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最後は手を合わせてまるでお祈りをしているかのように終わりました。
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アンコールはハンガリー舞曲が演奏されているのですがこれは別の日に放送されています。 スヴェトラーノフとロシア・ナショナル管弦楽団は翌年2002年1月にモスクワ音楽院大ホールでワーグナーの管弦楽作品を演奏していますがこれはニュース用のカメラが入っただけで断片がノーボスティ・クリィトゥーラで放送されただけで演奏会そのものは残念ながら収録されていないようです。


これまでロシア文化テレビから録画した演奏会リストは
どうぞ↓こちらをご覧になられて下さい。
こういちろう どっと こむ
posted by 北国育ちの3月うさぎ at 19:07| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 赤い扇風機、スヴェトラーノフ。懐かしいですねえ。鬼籍に入ってもう何年になるのでしょう。私は彼のLPを通して、グリンカ、チャイコフスキー、リムスキー=コルサフなど、ロシア音楽をたくさん知ったものです。
 特にソ連国立響との「シェヘラザード」は、今でも私の中では同曲最高の名盤です。 
 同時期のロシア人指揮者といえば、神経質なムラヴィンスキー、飄々したロジェストヴェンスキー、そして豪腕のスヴェトラーノフと、三者三様、明確な個性の違いが、演奏にもはっきりあらわれていましたね。
 中でもスヴェトラーノフとソ連国立響は、濃厚にして暴発する大きなスケールと、機械的ともいえる精緻なアンサンブルがあいまって、まさに「栄えあるソ連邦」の象徴のように感じたものです。
 しかし、ソ連解体後、ロシア国立響となったオケと共に、数度来日し、TVに出たり、日本のメーカーでライブ録音を遺したりして、ぐっと親近感を感じさせてくれました。
 だから、印象も変わりましたね。案外お人よしそうで、きっとウォツカ大好きの、典型的ロシア人なんだなあと・・・(笑)。
 今回ご紹介いただいた、晩年のライブですが、お姿はちょっと痛々しい感じですね。
 ところで、こういちろうさん。ロジェヴェンの演奏ライブもお持ちですか?
Posted by puku at 2008年12月02日 10:51
puku様、先日はどうもありがとうございました。 そしてコメントを頂戴いたしました事に感謝いたします。 スヴェトラーノフはLP時代から数多くの演奏が発売されておりましたのでファンの方が多いと思います。 私がチャイコフスキーの序曲「1812年」を初めて聴いたのがスヴェトラーノフとソビエト国立交響楽団の演奏でした。 たしか新世界レコードのLPだったと思います。 この演奏は終盤のロシア国歌のところがグリンカの歌劇「イワン・スサーニン」からのメロディに置き換えられてまして後日、カラヤンの演奏を聴いていてそこの部分のメロディが違うので「なんじゃこりゃ???」と驚いたのが大変懐かしいです。 ゲンナジ・ロジェストヴェンスキーの演奏会の映像ですがもちろんあります。 ただそんなに多くなくて演奏曲目もミャスコフスキーのカンタータとか普段聴く機会のない曲ばかりです。 ロジェストヴェンスキーもこのブログで紹介していきますのでどうぞ宜しくお願いいたします。
Posted by こういちろう at 2008年12月02日 15:02
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