

これは2003年8月25日に放送されたもので演奏しているのはムソルグスキーの組曲「展覧会の絵」とグリンカの歌曲「ひばり」でこれはバラキレフがピアノ用に編曲したものです。 ちなみにこの2曲はBMGからCDが発売されています。 キーシンは1971年にモスクワで生まれました。 私がキーシンの演奏を初めて聴いたのは彼が12歳の時にキタエンコ指揮のモスクワ・フィルと演奏したショパンのピアノ協奏曲第1番です。 CDのジャケットは赤いスカーフを付けた少年がピアノを弾いている写真ですがスピーカーから聞こえてくる演奏は12歳の少年が弾いているとは思えない堂々たるものでした。 普通はコンクールで入賞を果たす事で知名度が上がっていくのですがキーシンの場合はあまりにも若すぎてコンクールに参加する事が出来ずやっとコンクールに参加出来る年齢に達した時はすでに有名になっていたというのは凄い話です。


さてキーシンの「展覧会の絵」と「ひばり」ですが演奏のスケールが大きくてピアノの音色がとても綺麗です。 神童と呼ばれたキーシンも今年の10月で37歳になった訳ですがこれからどういう演奏を聴かせてくれるかとても楽しみです。
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