
今日はモスクワ音楽院大ホールで行われたニコライ・ペトロフとアレクサンドル・ギンジンによる2台のピアノのための演奏会を紹介します。

ニコライ・ペトロフは1943年生まれで演奏家としてだけでなく教師としても大変有名でチャイコフスキー国際コンクールの審査員を務めたりもしています。

アレクサンドル・ギンジンは1977年生まれでエリーザベト王妃国際コンクール、チャイコフスキー国際コンクールへの入賞というキャリアを持つピアニストです。 この二人による2台ピアノの演奏はクレムリン国際音楽祭でのものが度々放送されています。


今回紹介する映像は2003年11月25日に放送されたもので

モーツァルトの幻想曲ハ短調K475

ピアノ・ソナタ ヘ長調K533+494が演奏されています。 そしてここではモーツァルトの作品をグリークが2台ピアノでの演奏のために編曲した版が使われています。 グリークはコンサートピースとしてではなく練習を目的として2台のピアノのために編曲したみたいですが普段聴いているモーツァルトとはまた一味違った面白さがあります。


見るからにレスラーのような体格のペトロフとギンジンという不思議な組み合わせですが聞こえてくる音楽は繊細そのもので両者の呼吸もぴったりです。


それにしてもペトロフって見るからに貫禄がありますね。
これまでロシア文化テレビから録画した演奏会リストは
どうぞ↓こちらをご覧になられて下さい。
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