

今日は本日放送されたパーヴェル・コーガンとモスクワ交響楽団の演奏会を紹介いたします。


これは昨年2008年にハチャトゥリアンの生誕105年を記念して行われた演奏会でバレエのガイーヌとスパルタクスから数曲演奏しています。


まずはガイーヌですがのっけから剣の舞ですか(笑) 「怒りを鎮めるためのクラシック音楽」と言うタイトルのCDの最初の曲がこれだったので大笑いした事があります。


あれ? スネアドラムの女性奏者、どこかで見たような??? 名前が思い出させないのですが以前シナイスキー指揮ロシア国立交響楽団のショスタコーヴィチの交響曲第10番でスネアドラムを叩いていたのを思い出しました。 どうも今日のスペシャルゲストのようです。 そのせいかリズムの切れが普段より良いように思います。


この後アイシャの目覚め、薔薇の乙女の踊り、子守歌、クルドの踊りが演奏されました。


演奏は凄く良かったのですがなにか一品足りないような。。。


続いて演奏されたスパルクスもストレートな演奏で面白いです。


スパルタクスが終わって客席総立ちで拍手をしています。


するとスネアドラムの女性奏者が赤い民族衣装に着替えて出て来ました。


拍手が鳴り止むやいなや凄い勢いでスネアドラムを叩き出しました。


そうです足りなかった一品、ガイーヌのレズギンカです。


しかも凄い早いテンポです。演奏が始まるとコーガンが舞台の袖に引っ込んでしまいました。


指揮者なしで弦も木管も金管も打楽器も、とにかくオケ全てが全力疾走しています。 手空きのハープ奏者がそれ見て笑ってます(笑) レズギンカはこの時のために取っておいたのですね。 客席からは手拍子が起こるし本当に待ってました!って感じです。


演奏が終わる寸前にコーガンが指揮台に戻って来てかっこよくポーズを決めていました。


客席からの大歓声に大変嬉しそうです。 観ている私も大変楽しかったです。
これまでロシア文化テレビから録画した演奏会リストは
どうぞ↓こちらをご覧になられて下さい。
こういちろう どっと こむ