

今日はロジャー・ノリントンがモスクワのムジカ・ヴィヴァ室内管弦楽団を指揮した演奏会を紹介します。


曲はメンデルスゾーン:交響曲第3番イ短調作品作品56「スコットランド」で2003年9月18日に放送されたものです。 ロジャー・ノリントンは1934年生まれのイギリスの指揮者です。 古楽器による団体のロンドン・クラシカル・プレイヤーズを設立して指揮者として活動をしていてヴァージン・レーベルにいくつか録音しています。 現在はシュトゥットガルト放送交響楽団の常任指揮者で確か金沢へも来ていたと思います。 ムジカ・ヴィヴァ室内管弦楽団はチェロ奏者でもあるアレクサンドル・ルディンを指揮者として活動しているモスクワの団体です。


ノリントンとロシアの室内オケという想像を超えた組み合わせによるメンデルスゾーンのスコットランドですが弦の響きはいつもは吸い付くようなあのロシアの弦ではなくちょっとくすんだようなピリオドっぽい感じです。


ヴァイオリンだけでなくチェロもそうなのですが結構分厚く鳴るので不思議な感じです。 と言っても以前、ヴィルサラーゼをソリストに迎えてルディンが指揮をしたシューマンのピアノ協奏曲とは全然オケの音色が違います。


で演奏の方は軽いかと思いきや割合テンポが遅めでどっしり感があります。


しかも思い入れたっぷりに歌うし大変良かったと思います。


演奏が終わって客席からは拍手とブラボーが飛んでました。
これまでロシア文化テレビから録画した演奏会リストは
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